モンスターハンタールチフェル

「どうだ!?」

「ザツ!」「ザツですね」「…ザツ」

 その場にいた全員が声をあわせてそう言った。

「ガーン!!!」

 それらすべての言葉がヴェイグの胸に突き刺さった。

「お、お父さん、でも嬉しいよ! その気持ちだけでもありがとう♪」

「あ~、お前は良い子だなぁ! お父さん、感動したぞぉ!」

 ヴェイグはセルシャスに抱きついた。

「そうね、『気持ちだけ』ね」

 ティナは痛い所をついた。



 それから星が瞬く果てしなく広がるこの夜空の下、楽しい時間が流れた。



 …はずだった。

 みんながワイワイやっている時に、悪夢が襲いかかったのだ。



「星が綺麗だね」

「満月も出てるよ!」

「…お姉ちゃん、今日はありがとう」

「何よ改まっちゃって? …そうね、どういたしまして♪」