モンスターハンタールチフェル

「…ゴメン、平気。ちょっと疲れただけ」

 ふとティナの顔を見ると、彼女は心配してくれる所か、こちらを背にしゃがんで何かしていた。

「今日はもう帰るわよ…」

「…うん、ティナさん! 帰るよ?」

 向こうから「は~い」と声がする。

 それから三人はキャンプ場へと急いで戻っていった。



 ・ ・ ・



 あたし、何やってんだろ。

 リオレウスが目の前にいたっていうのに、一歩も動くことができなかったなんて…



 怖い…

 怖いよ、アレック…

 あたし、こんな臆病者だったんだ。

 出発する前は敵討ちが出来るって、あんなに自信があったのに…

 どうして?

 あたし、いったいどうしちゃったのよ!?

「よっ、ルチナン♪ なんか元気無いけどどうしたのかなぁ~?」