突然、闇夜の中から現れて左右に広がる翼を羽ばたかせながら、そいつは段々と大きくなっていく。
「リ、リオレウス!?」
「いや、違う!?」
「これはまた、面白くなってきたじゃない♪」
とうとう、そいつは重々しい音を立てて着地するなり、三人を見据えて一瞬間が空いた。
(な、蒼い!?)
月明かりが照らし出すその巨体は、いつもとは違う蒼い体をしており、それはまるでたった今広がるこの夜空をそのまま写したかのような感じで、今まで見てきたような燃える赤はどこにも見当たらない。
そう、まさしくそれは闇夜から舞い降りた“蒼い悪魔”といった風貌がとても似合っていた。
「ッグワアアア!!!」
そして満月の光に照らされたこの場所で、一頭の悪魔、『リオソウル』が死者の叫びともとってとれる声で咆哮した。
「リ、リオレウス!?」
「いや、違う!?」
「これはまた、面白くなってきたじゃない♪」
とうとう、そいつは重々しい音を立てて着地するなり、三人を見据えて一瞬間が空いた。
(な、蒼い!?)
月明かりが照らし出すその巨体は、いつもとは違う蒼い体をしており、それはまるでたった今広がるこの夜空をそのまま写したかのような感じで、今まで見てきたような燃える赤はどこにも見当たらない。
そう、まさしくそれは闇夜から舞い降りた“蒼い悪魔”といった風貌がとても似合っていた。
「ッグワアアア!!!」
そして満月の光に照らされたこの場所で、一頭の悪魔、『リオソウル』が死者の叫びともとってとれる声で咆哮した。


