ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ

　そしてティナが指差した先には、肉食モンスターのランポスが四頭ほど戯れているではないか。

「う、うん」

　レインはとりあえず頷いておき、背中の愛銃ジェイドテンペストを構え、通常弾Lv1の箱をポーチから取り出すなり、装填を開始する。

　標準は遠く離れたランポスの脳天。

　レインは一度深呼吸をして、精神統一をはかる。

　右手人差し指がボウガンのトリガーにかけられ、ユックリと手前に引かれていく。

　そして…

　パシュッ！

　気の抜けたような小さい音を発しながら火薬が中で破裂して、その衝撃で銃弾が真っ直ぐにレインの狙い通りの起動を確保したまま飛んでいき、対象へとヒットする。

「お見事！　さ、ガンガン殺っちゃって！」

　その後も、レインの的確なショットが次々と的を撃ち抜いていく。