後ろから見れば、体半分はほぼ隠れてしまっている。

 まったくもって不釣り合いだ

「レイン、早く来ないと置いてくわよ!」

「って、ちょっと待ってよ~!」

 一人だけ残されたレインだったが、走ってルチナたちを追いかけた。

「さてと、こんなもんね」

 早速ティナは狩りを始めていた。

 ルチナたちがたどり着いた時には、既にアプトノスの死体が五つ転がっていた。

「っえ!?」

 なんとも素早い行動だ。

 ルチナたちがたどり着くのに、ものの一分も経ってないはずだ。

 それなのに、あの巨大なギターを振り回してこれだけの数を狩るなんて、あまりにもスゴすぎた。

(ただ者じゃない、この人いったい何者!?)

「よ~し、剥ぎ取り剥ぎ取り♪」

 ティナはルチナたちを無視して、肉の剥ぎ取りを始めていた。