「まだ起きてたのか?」
アレックはその場で飛び上がり、後ろを振り向くとライナスが両腕を頭の後ろで組んで、仰向けの姿勢のまま、視線は夜空に向けてそう言ってきた。
「あ、すみません。起こしちゃいましたか?」
「…悔やんでるのか?」
「え?」
「滅龍士でありながらも、自分に力が無いことが悔しい…」
「!」
ライナスの口から滅龍士と言う言葉が出てきたことに少し驚きの表情を示し、話の続きに耳を傾けた。
「確かに、俺たちから見れば君たちはまだまだヒヨッコにすぎない。だが、ここまで上がって来れたのは、言うまでもなく君たちの実力だ」
「それは…」
そうだけれども、でも雪山のあれはどうみてもライナスたちのおかげである。
「あの時、ライナスさんがレインを助けてくれていなかったら、三人で喜びあってはいなかった」
アレックはその場で飛び上がり、後ろを振り向くとライナスが両腕を頭の後ろで組んで、仰向けの姿勢のまま、視線は夜空に向けてそう言ってきた。
「あ、すみません。起こしちゃいましたか?」
「…悔やんでるのか?」
「え?」
「滅龍士でありながらも、自分に力が無いことが悔しい…」
「!」
ライナスの口から滅龍士と言う言葉が出てきたことに少し驚きの表情を示し、話の続きに耳を傾けた。
「確かに、俺たちから見れば君たちはまだまだヒヨッコにすぎない。だが、ここまで上がって来れたのは、言うまでもなく君たちの実力だ」
「それは…」
そうだけれども、でも雪山のあれはどうみてもライナスたちのおかげである。
「あの時、ライナスさんがレインを助けてくれていなかったら、三人で喜びあってはいなかった」


