「すみません、俺のせいで…」
「そんなこと無い、飛竜の叫びを聞いてまともでいられる人間はいない」
いやあなたがそうであろう。
「まあ、聴覚保護の防具を身につけているなら別だが…」
それからしばらくの間、二人は言葉を交わさず、プリルが目覚めるのを待った。
さて何分経っただろうか。
空がすっかり夕闇に包まれた頃に、プリルはようやくベッドから状態を起こしたのだ。
「プリル、大丈夫か?」
「プリルさん!」
プリルは、応急処置として、防具が外されてる代わりに包帯がグルグル巻きになっている腕を撫でて、ライナスたちに礼を言った。
「うかつだったね、叫びでひるんでる所に火球を打ち込んでくるなんて…」
プリルはうつむいてそう言うと、アレックの方を向いた。
「そんなこと無い、飛竜の叫びを聞いてまともでいられる人間はいない」
いやあなたがそうであろう。
「まあ、聴覚保護の防具を身につけているなら別だが…」
それからしばらくの間、二人は言葉を交わさず、プリルが目覚めるのを待った。
さて何分経っただろうか。
空がすっかり夕闇に包まれた頃に、プリルはようやくベッドから状態を起こしたのだ。
「プリル、大丈夫か?」
「プリルさん!」
プリルは、応急処置として、防具が外されてる代わりに包帯がグルグル巻きになっている腕を撫でて、ライナスたちに礼を言った。
「うかつだったね、叫びでひるんでる所に火球を打ち込んでくるなんて…」
プリルはうつむいてそう言うと、アレックの方を向いた。


