三人はペイルによって丁寧に掃除され、普通の個室並みに早変わりしたハンター用の部屋のベットで朝になってもまだ眠っていた。

「ん~、おはようペイル」

 最初に起きるのは決まってレインであった。そして次に一緒のベットで寄り添って寝ていたペイルが目を覚ます。

「あ、そうだった、僕ハンターだったんだ…」

 レインはどんな夢を見ていたのだろう、状態を起こしたままの姿勢で目をこすって今自分が置かれている状況を思い出していたのだった。

「おはようございますニャ、朝食を作りましょうかニャ? その方がかえって注文して食べるより安上がりしますニャ!」

「そうだね、食材もこの前の狩りでけっこう集めて来たし、じゃあアレックたちも誘って一緒に食べよう!」

 レインはベットから起き上がるなりすぐさま着替えて、まずは隣の部屋のルチナを呼びに行った。

 トントン! トントン!