モンスターハンタールチフェル

「あ、そういえばちょうど今依頼が入った所なのよ、これはかなり重大な依頼みたいであなたたちに受けてほしいのよ」

 セレナは話題を変えて、カウンターの下から一つの依頼書を出してきた。

 それには『G』とハンコが押されていて、報酬金もかなりの額だった。

 そもそもGとは上級ランクのハンターしか受けられない、失敗は許されないような依頼や、普通のモンスターより遥かに大きさや凶暴さ、生命力の強さが異常なまでに高いモンスターたちを相手とする依頼にGというハンコが押されるのである。今回もそのどちらかの類に入っているのだ。

「…!!」

 アンとノアは目を大きく見開いてその依頼書を見つめる。

「こ、『古龍』の撃退!!?」

 古龍とはこの世界に遥か昔から存在していたという、そんじょそこらの飛竜とはわけが違うモンスターで、それらが持つ力は天災を起こすほどのもので、人間の力では太刀打ちできるような奴ではないのだ。

「ノアってば声がデカイって!」

「あ、すまない」

 どうやらすでに周りのハンターたちの話し声が止んでいて、アンたちは注視されていた。