そしてアレックは木陰から飛び出そうとした時、突如向かい側から奇妙な笛の音が聞こえて来た。
「クワァァァ?!」
ランポスたちはそれに反応すると、急にその音の聞こえる茂みの方へと向いて走り去って行ってしまった。
「大丈夫か?!」
アレックは木陰から出て、その子の元へと駆け寄った。
「あわ、あわわわ!!」
その子は目を潤ませながら、アレックの足にしがみついて来た。
「こ、怖かったよ~!!」
「ちょ、待っ!!」
背中の大剣の重みで後ろによろけて転びそうになったが、どうにか踏ん張って持ち堪えた。
そして、その子を足からどうにか引き剥がして声をかける。
「大丈夫だ、今誰かが助けてくれてる」
「ギャウウウ!!」
「クギャアアア!!」
すると、そんな叫びが茂みの奥から聞こえてきた。
「クワァァァ?!」
ランポスたちはそれに反応すると、急にその音の聞こえる茂みの方へと向いて走り去って行ってしまった。
「大丈夫か?!」
アレックは木陰から出て、その子の元へと駆け寄った。
「あわ、あわわわ!!」
その子は目を潤ませながら、アレックの足にしがみついて来た。
「こ、怖かったよ~!!」
「ちょ、待っ!!」
背中の大剣の重みで後ろによろけて転びそうになったが、どうにか踏ん張って持ち堪えた。
そして、その子を足からどうにか引き剥がして声をかける。
「大丈夫だ、今誰かが助けてくれてる」
「ギャウウウ!!」
「クギャアアア!!」
すると、そんな叫びが茂みの奥から聞こえてきた。


