そして、そこで正式なハンターとして登録し、ハンターとしての腕を上げるべく数々の難敵に立ち向かうのだと言う。

 そのためにも早く街まで行って、出来れば明日中に登録を済ませて次の日には依頼を請けようと考えていた。



 なんせ、この村から街までは相当な距離があり、途中海を渡らなければならないのだった。



「だから早く支度しな!
 もうじき竜車が到着するから朝食はしてる暇無いからな!」

 2人は夜遅くまで起きているのには慣れていなく、まだ寝ぼけているようで返事もハッキリしていなかった。

 それなのに、同じ時間に起きていたレインは全くそんな事はなく、いつものようにはしゃいでいた。



(レインは特別だ)

 そんなこんなで竜車が来るまではどうにか旅支度が済み、村を出る時には既にみんなが出迎えに来ていた。



 そして、レインママはアレックたちにそれぞれサンドウィッチを渡した。