「あんなにモンスターが苦手だったのによく克服できたわね」

「同感」

「……まあ仲間が増えた事には嬉しい限りよ」

「同感」

「……今日も空が綺麗ね」

「……同感」



「……」



「……」



「……バカ」

「はい?」

 ルチナはそう言うとそこに仰向けになり、無口になってしまった。

 アレックは何がなんだか分からないまま空に視線を戻し、それから二人は村の騒ぎが治まるまでずっとそうしていたのだった。