春斗side


梅雨が明けて長くて暑い夏も終わりかけている

って時に、誰かさんはやってくれるんだよね…

そう、葉琉くん。

今日は練習試合でたまたま休みだった俺と秋斗と青葉の3人で応援に来てるわけですよね。

葉琉はスポーツ万能だから部活もまぁ、頑張ってるわけですよ、この炎天下の中で

ちなみに葉琉は野球部のエースで次期部長らしい。
まぁ、流石だよね

いや、そうじゃなくって
青葉と秋斗と俺らはそれぞれ応援してるわけですよ、

ただ、様子が変ってか…なんか時々目をつぶってるてか…
それは秋斗にも伝わった様で、、、

秋「葉琉、なんかおかしくね?(ボソッ)」

春「それ俺も思った。なんか時々目つぶってない?」

秋「あぁ、、。」

そう秋斗と話していると1試合目が終わり水分休憩が入った。

あきらかに様子のおかしい葉琉はタオルで自分の顔を覆っていて顔色とか見れないけど、呼吸が荒くて常に肩が上下に上がり下がりしてる様子だ。
水分も周りより全然摂れてないし…

それを見て青葉も不安になったのか涙目で俺たちに訴えてきた

青「葉琉…大丈夫?泣」

春「青葉が心配することないよ!葉琉なら大丈夫!」

すると安心したのか下にしゃがんでしまった青葉。

すぐに日陰のある場所に連れていき、水分を取らせた

そうこうしてる間に秋斗は先生にお願いして、野球部メンバーの休憩所に入れてもらったらしい。

葉琉のことは秋斗に任せて、俺はこの横にいる姫をなんとかしなきゃだな
秋斗連れてきててよかった〜、って素直に思った