夏斗side


全く…手のかかる弟だな…
とか思っても、可愛いんだけどな( ̄▽ ̄)


夏「秋斗、着いたぞ。このまま診察と採血しちゃうな!」


コクッ

既に秋斗は肩で呼吸してるし、眉間にシワが寄ってるし…
それほどきついんだろうな…
全く…なんでもっと早く言わないかな…


夏「お前無理しすぎ。頑張るのも大事だけど、それ以上に体調管理出来てないと話にならないんだってば。」

秋「ご…めん…ハァハァ…」

夏「もう喋るな。ちょっと下瞼診るよ」

うわっ、こいつ真っ白。
よく生きてたな…って関心する

このまま採血もしちゃおう

夏「採血もするな!」


有無を言わないように淡々と準備を進めて、腕に駆血帯を巻く


アルコール綿で拭いて…


夏「チクってするからな!動くなよ!」


チクッ!

秋「兄貴…痛い…!早く…して!」


夏「はいはい笑あと3つ数えたらおわるから」

夏「いーーーーち」

夏「にーーーーい」

夏「さーーーーーーーーん。よし終わり!」


秋「痛いし長いし!」

夏「そのまま輸血するな!あと薬で鉄剤出しておくからちゃんと飲むように!」

秋「はぁーぃ」