ガラガラ━━━━━━━━━━━━━━━
3-2


「わ、私の席ここ。
歩夢君は何組なの?」


「俺は3組、ちゃっかりお隣のクラスですね。」


「そうだったんだ、」

机の中に忘れ物を探すふりをする私。
流れでここまできちゃったけど




ガタッ

「ん?見つかった?」

隣の席に座る歩夢君が微笑む。

ドキドキ-----------------------------

私はこのドキドキが良い意味じゃないことを
思い出す。

教室には二人きりなわけで·····


あぁだめだ、やっぱり私·····

━━━━━━━━━━━━━━━



「いや·····ごめんなかったや
でも大丈夫。

付き添いありがとうございました。」