「ぁ、いや、うん。
私忘れ物しちゃって、まだ帰らないし、

だから、バスもまだ乗らないよ。」


「あっそ·····」


乗るバスは違くても
同じバス停で同じ待合室、それだけでも
それすらも私を嫌がるこの子こそ、





噂の発信源。


「うん、じゃあね、」



ここにもまだ誤解が残っている。