大嫌い、だから恋人になる

おせっかいなことに、ここのジェットコースターはカメラが付いていて、乗った人を勝手に撮る。

私たちは一番前の席だから、ばっちり写ってる。

秋山君の顔は全然崩れてない。

けど私は・・・もうぐしゃぐしゃ。大きな口開けて、白目で、全然可愛く無い。最悪。

「お前、スゴい顔だな」

秋山君はクスクス笑ってる。

「やだ、見ないでってば」

「いやいや、お前らしいよ。記念に買ってくか」

「そんな写真買わないでよ」

秋山君は写真を二枚買った。で一枚は私にくれた。

「まあ、記念だよ、記念」

秋山君と初めてのツーショット。本当だったらスゴく嬉しいのに、私、ブサイク過ぎ。

秋山君はツボにはまったみたいで、何度も写真を取り出してはニヤニヤしてる。これじゃあ、全然彼女っぽくない。