大嫌い、だから恋人になる

「仕方ないでしょ、気分悪かったんだから。そもそも誰が勉強見てくれって頼んだ?私たちはニセモノの恋人でしょ。その役割は果たしてる。もう放って置いて」

「なんだよ、その言い方は。じゃあ、勝手にしろ。お前なんか赤点とって留年でもすればいいんだ」

「留年もいいかもね。秋山君の顔、二度と見なくていいから」

私はそう言って図書舘を出てった。次の日、約束だからみんなの前では秋山君の彼女を演じだけど、とうとう放課後、図書室には行かなかった。

「それで私たちの所に来たの?」

凜ちゃんが聞いた。

「うん。だから凜ちゃん、今まで通り、私に勉強を教えて」

「それはいいけど」

「なっちゃんも良い?」

と私はなっちゃんに聞いた。

「もちろんだよ。ちーちゃん。大変だったね。かわいそうに」

ほっとする。やっぱり友達っていいな。

二人はいつも市の図書館でテスト勉強してた。

本当だったら私もこの中に入ってたはず。なのに秋山君のせいで。
まあ、良いけど。もう絶対、秋山君と勉強なんてしないから。

だいたい秋山君は自分がちょっと頭良いのを見せつけて、私をバカにしたかっただけ。最低な人。イジワル。鬼。自己中。