大嫌い、だから恋人になる

秋山君は少し私の体を離すと、そっと私に手を伸ばしてきた。

私は思わず目を閉じた。秋山君のことは本当に好き。でもこういうのは、少し早いと思う。高校生だし、もっとゆっくり付き合いたい。嫌いとかじゃないけど、心の準備も出来て無いし怖い。

「ふにゃ」

秋山君に触られて思わず、私は変な声が出た。

秋山君は今度は引っ張った。

「ふにゅ」

また変な声が出る。

私は秋山君の顔を見る。秋山君は表情一つ変えず、引っ張ったり揉んだりしてる。

私はこういうこと初めてだから、詳しくはわからないけど、でも違うってことはわかる。

こんな時に、お腹なんて普通触らない。