大嫌い、だから恋人になる

二人の男の子は、急に白けきった表情になった。

「なんだ、つまんねえ」

「良く見ると別にそこまで可愛くねえし」

こういうこと、いちいち私の耳に入る様に言う。

まあ、こんな人達のこと、気にしたって仕方ない。腹立つけど。とりあえず背中越しに舌を出してやった。

誰かはわからないけど、助かった。でも元はと言えば、この人が約束の時間に来てくれれば、こんな不快な気持ちになることも無かったわけで。

「あの、一応、ありがとうって言って置きます。でももう少し早く来てくれても・・・」

そう言いながら私は後ろを振り向いた。