大嫌い、だから恋人になる

二人はぐいぐい来る。

私がキッパリ言えないのを見て、このまま押しきろうとするみたいだった。

やだな。本当に困る。早く私の知り合いの男の子、来てくれれば良いのに。

それともこの状況を見て逃げたとか。

とりあえずスマホで誰か呼ぼう。

すると二人は私がしようとしたことがわかったみたい。無理に私の手を取った。

「本当に止めて」

「まあ、いいじゃん」

その時、背後から声がした。

「悪い、遅れた」