「まあ、とりあえず連絡はするようにするよ」

「向こうの学校の勉強に付いていけるかしら」

母さんは不安そうに言った。

「大丈夫だよ。ちゃんとクラス分けの試験もあるだろうし。その辺はしっかりしてると思うから」

「食事は大丈夫?日本食が恋しくならない?」

「ホームステイ先は日本人宅だから問題ないよ」

「そうね。でもくれぐれも無理はしないでね」

「大丈夫。毎日、連絡もするし、正月とかにはちゃんと帰るから」