大嫌い、だから恋人になる

生徒会の手伝いは直ぐに終わると思ってた。でもそれから毎日、私達は生徒会室に呼び出された。

「玲、ここの案なんだけどどう思う?」

「良いんじゃないか。春香さんらしいよ」

「本当?玲がそう言うならこれで大丈夫そうね」

春香さんはわかりやすく秋山君を隣に呼んで、べたべたしたけど、それに関して、誰も文句を言わなかった。誰も春香さんに逆らえなかった。美人で頭も良くて、学園のアイドルだから。性格はただの意地悪い姑みたいだけど。

「千川さん、本当に何もしないのね?何の為にここに来てるの?」

毎日、私は春香さんにイジメられた。ただ嫌がらせされればされる程、わかったこともあった。秋山君はまだ春香さんと完全に寄りを戻しては無いってこと。だから焦ってるんだと思う。

でも寄りを戻すのも時間の問題なのも事実だった。元々、秋山君が憧れた人、その人が本気で秋山君を取り戻そうとしてるんだ。秋山君だっていつまでも拒まないだろうし、私はこんな所、毎日見せられてるのに、何も言えない。バカみたいにただイジメられてるだけ。