大嫌い、だから恋人になる

「わかった。私、ちーちゃんのこと応援する。大丈夫、失恋なんて慣れれば最後の方は笑えてくるって話だし」

「誰がそんなこと言ったの?」

凜ちゃんが聞いた。

「お姉ちゃん。昨日も彼氏と別れてやけ酒飲んでた」

「笑ってたの?」

と私は聞いた。

「笑いながら泣いてた。裏切らないのはお酒だけだって。後、最後に頼れるのは彼氏じゃなくてお金だって」

そこまでの境地にはあんまり達したくない。

「お姉さん、女子力捨ててるの?」

凜ちゃんがど直球で聞いた。

「わかんない。って言うかお姉ちゃん、元々捨てる程、女子力無いし。私は一人で生きるってお母さん達に言ってた」

「おばさんは何て言ってた?」

凜ちゃんが聞いた。

「別に何も。もう慣れてるし。それに姉妹の内、一人結婚してくれれば良いから、って私に言ってたし」

「なっちゃんはどんな男子が好きなの?」

凜ちゃんが更に聞いた。

「私?パンみたいな男の子」

なっちゃんのおばさん、大変そう。

「私のことより、凜ちゃんはどうなの?」