私はいつまで期待してるんだろう。

放課後、秋山君から別れを告げられて終わり。

そんなこと他の誰より私がわかってるはずなのに。

バカだってわかってるのに・・・

凜ちゃん達があんなに励ましてくれたのに、やっぱり私、ダメだなって思う。

結局、こんな気持ちのまま放課後になった。

秋山君は学校で話すのは嫌だからって、少し離れたフェミレスを選んだ。

別れ話がファミレスっていうのは微妙。でも別れ話に相応しい場所って言うのも、思い浮かば無い。そもそもそんな場所、嫌すぎるし。

ファミレスに向かうまで、秋山君は一言も喋らなかった。私も同じ。

別れる間際のカップルって、こんなに他人みたいになるんだ。まあ、私達の場合、カップルって言って良いのかもよくわからないけど。

フェミレス内は空いていて、他の高校生は見えなかった。秋山君は奥の席を希望した。