「本当に?」

私にはそれしか聞けなかった。

「うん。直接、秋山君に聞いた子が居たみたいなの。だから間違え無いと思う」

凜ちゃんが言った。

「でも秋山君、一言だってそんなこと言って無かった」

「けどさ、ニセモノ彼女って期間が三ヶ月だったでしょ。それって生徒会長が戻って来る期間だったんじゃないの?生徒会長との仲をカモフラージュしようと思って」

凜ちゃんが言った。

「私、直接秋山君に聞いてみる」

電話をしたけど秋山君は出なかった。

LINEもしたけど完全にスルーだった。

メールも返事が無かった。

「明日、直接聞いてみる。二人のこと信じないわけじゃ無いけど、私、秋山君のこと信じたい」