大嫌い、だから恋人になる

学校にはもう行きたくなかった。

特に凜ちゃんとなっちゃんにはもう合わす顔が無かった。

私はずっと気持ち悪いからってベットから出ようとしなかった。

こんな私、放って置いてくれれば良いのに、

お母さんとお父さんはとっても心配してくれた。

それが余計に辛かった。

白崎君の声が頭の中にずっと残ってて、

白崎君のいない場所に転校したいと思った。

学校にも今さら、私の戻る場所なんて無かったし。

寝込んで三日目位に、お母さんが部屋に入ってきた。

「ねえ、凜ちゃん達が来てるわよ。お見舞い。どうする?まだ体調悪い?」