大嫌い、だから恋人になる

結局、全然眠れなかったから、ぼうっとする。

いつもの通学路も体がとても重たい。

空は今にも雨が降りそうな、どよんとした空気。まるで自分の心みたい。

「ちーちゃん、お早う、ってどうかしたの?」

「なっちゃん、お早う。別にどうもしないよ」

「でも顔色悪いよ」

なっちゃんにも気付かれるなんて、相当に悪いことがわかる。

なっちゃんにもわかる位だから、当然、凜ちゃんも私の異変に気付いた。

「どうしたの?ちひろ。この世の終わりみたいな顔してるよ」