「、まって!分かった!約束するから、離れて!!」 「このままキスしても良かったんですけどね」 「……、」 なんて言って、湊はわたしから離れた。 なんなの、本当に。こんな子どもにドキドキしてるわたしも意味分かんない。 「まぁ、でも、約束ですからね」 「っ、分かってるわよ」 なんで、わたしがこんな約束しなきゃいけないの。まぁ、元々行くつもりなんてないけど。今回だって、真奈美に騙されて来ただけだし。 「和真の家でいいんですよね?」 「うん、」 湊は、運転を再開させた。