「今日の給食カレーですよー、佐原先生大好物じゃないですか」
「おい、いい加減にしろって」
なんて声を遠くに聞きながら
ふーっとため息をつく

そう、明石先生は着任してからというもの佐原先生にべったりなのである

のぶくんも満更じゃない感じだし
と頭の中でグルグルと考えていると

「あっ、絆創膏」
のぶくんが怪我をしていたことを思い出し、追いかけようとするが
「今行って渡したら変な感じだし、職員室の机の上に置いておこう」
そう思い絆創膏を手に持って職員室に向かう