律くんは時間を割いて私に付き合ってくれた。

頑張るしかないんだ。

「音」

「律くん、今までありがとう。明日、頑張ろうね!」

「…うん、頑張ろう!」

笑顔で頷き、律くんは私の頭を撫でた。


大丈夫、大丈夫だよ音。

私には律くんがいる。

律くんがいるかぎり、私に出来ないことなんてない。