「音、ピアノまたやるんだ?」

「うん。そうだ、蘭子ちゃん見に来てよ。その方が更に安心する」

「勿論だ!絶対行く!来るなって言われても何があっても絶対行く!」

「……ふはっ!」

蘭子ちゃんの勢いに、吹き出してしまった。

「ははは!」

「なっ、なに笑ってんだよっ」

「はは!ごめんごめん!ありがとう、蘭子ちゃん」

「…ううん」