「ちょっと待ってて!ガラスには一切触らないでよ!?」

何やってるんだろう私…

迷惑かけて…

迷惑…

「これでまず血を拭って」

指の血を拭った後、丁寧に手当してくれた。

「はい、完了。あとは怪我してないね?」

「うん…」

「よかった」

そう微笑んで、残りのガラスの破片を拾い始めて、綺麗にした。

本当は私がやらなければならない事なのに…

「ごめ……なさ……」

「え?」