「……」

「ん?どうぞ?」

開いた口が塞がらないっていうのはこの事かと実感した。

だって、すごい大っきい家が目の前にあるんだもん…

「お邪魔しま〜す…」

うわぁ…

広い…

「あ、律くん」

「ん?」

「つまらない物ですが…」

お邪魔するから手土産くらいはね…

「気を遣わなくていいのに」

「礼儀としては…受け取ってください」

「ありがとう」