土曜日。

待ち合わせ場所に向かっていた。

「音!」

「…!律くん!」

律くんはもう来ていて、笑顔で近寄ってきた。

私服姿を見るのは初めてなので、思わずほr…

何言ってるの私…

「遅れてごめんね…!」

「待ち合わせ時間より早いけど?」

「けど待たせたし…」

申し訳ない…

「…ふはは!気にしないで。俺が早く来すぎただけだから」

「律くん…」

優しい…

「さ、行こう」

「うん!」