「じゃあさ、見返そうよ。俺と、連弾をして」

連弾…?

「待って私連弾出来ないーー」

「出来るよ。音ちゃんなら絶対」

私なら…

「出来るの…?」

「出来るよ」

連弾…

律くんとなら…

出来る気がする。

「連弾、やりたい」

「うん。教えてあげる。頑張ろう」

「うんっ」