「音、あたしの妹になって〜!」

「ずる!私の妹になれー!」

「あたしの妹だー!」

蘭子の声に、クラスの女子が集まってきた。

そして四方八方から抱きつかれた。

「あわわっ」

「ストーップ。

皆の妹っていうことで。
あ、男子共には、彼氏の座は譲らないから」

蘭子達を離し私を抱きしめると、にやっとしながら言った律くん。


多分、今の顔赤い。

「皆の妹か〜」

「それいいね〜」

「じゃー、音ちんは皆の妹ー!」

女子達が盛り上がる一方、男子達は。

「彼氏の座は譲らないかぁ」

「律はいいよなぁ」

「間宮可愛いの俺達が最初に知ったのによー」

げんなりしてる。

分からないけど。

しょぼんってしてる。