コイノネイロ

「お義父様、社長を譲るって…」

「もう儂も年だから。
敦も立派になった。社長になってもやっていけるじゃろう。

詩乃ちゃん、しっかり支えるのじゃぞ」

「…はい」

おじい様…

「お母さん、お腹空いた」

「はいはい。ご飯にしましょう」

「手伝います！」

「ありがとう音ちゃん！」

移動して、ご飯の支度をする。

テーブルに運び、皆で食べた。

とっても、とっても楽しかった。

悩み事が消えたから、というのもあるかもね。