なんか、成り行き?で、ゲームセンターに来ました。

なんで?

「あ、これ弟に買っていこうかな」

「ほんと、彼方って弟思いだな」

「だろ?」

蘭子達のイチャつき(?)を隣で見ていると、UFOキャッチャーの中できゅるるんと、くりくりっとしたお目目でこちらを見ているうさきさんのぬいぐるみを見つけた。

「かっ…」

何この子可愛すぎかっ…

連れて帰りたいっ…

※ぬいぐるみです。

あ〜〜やりたい〜〜。

けど取れないのは目に見えている。

潔く諦めるべきか。

けど〜〜…

連れて帰りたい可愛すぎ…

「どうした?」

「あの子可愛すぎて…」

私が言ってから数秒後、アームが動いた。

そして、1発でうさきさんのぬいぐるみを取ってくれた。

律くんが。

「はい、音」

「ありがとう…!」

うさきさんのぬいぐるみを抱きしめると、律くんに頭を撫でられた。