無事たこ焼きを買い、近くにあったベンチに座った。

「どうぞ、音」

「ありがとう!

いただきまーす!」

1つたこ焼きを取ると、頬張った。

「あっふ!!!!!」

出来たてだから、すごく熱かった。

「大丈夫か!?」

「あっふい…

けほおいひい!」

あっつくて飲み込めないけど、兎に角美味しい事を律くんに言った。

「…ぷはっ!
ふはははは!」

いきなり律くんは笑いだした。

「な、なに?」

なんとか飲み込むと、律くんに聞いた。

「ふふっ!

だって、音可愛いんだもん」

「ふぁ!?」

思わず叫んでしまった。

「俺もたこ焼き食べよーっと」

そう言うと、すごく美味しそうにたこ焼きを頬張った。

「やっぱ美味〜」

「律くん、花火までまだ時間あるから、他の屋台見て回ろ!」

「…うん!」

それから色んな屋台を見て回った。

わたあめ買ってもらったり、そのわたあめを2人で食べたり。

最高の1日を過ごした。

そして、2人で並んで、花火を見た。

「綺麗だなぁ」

「うん」

自然に唇が重なったのは、言うまでもない。