夏祭りだから、すごく混んでいた。

「6時か…

どうする?」

「んー…

律くんと一緒ならなんでもいいよ」

「っ…
はあぁ…音可愛すぎて困るんだけど…」

「へっ」

本心を言っただけなのに、律くんは頭を抱えた。

おかしな事言ったかな?

「じゃあ…
たこ焼きでも買って食べる?」

「たこ焼き…!」

食べたい…

「じゃあ買いに行こう」

律くんの差し出した手に私の手を重ねた。

そして、たこ焼きが売っている屋台に向かった。

たこ焼きはお祭りの定番と言っていい程だと思う。

その為か、行列が出来ていた。

「まだ6時なのに並んでるね〜」

「だな。まぁ、たこ焼き美味しいから」

「だね」

たこ焼き美味しいの認める。

めっちゃ好き。