「よし、じゃあピアノの練習でもしようか」

「うん!」

あの人を越すことは出来なくても、私はプロのピアニストを目指す。

律くんも一緒になってくれたら嬉しいけど、律くんの将来は律くんの物だから、私は何も言わない。

……

絶対の確率でピアニストにはならない気がしてきたゾ☆

だって、律くんは大空家長男。

おじい様は大空グループを1代で立ち上げたお方。

私でも知ってる大会社だ。

律くんに聞くまで気づかなかったけど…

そろそろおじい様から敦さんの代になるみたいだし、その跡を継ぐのは長男の律くんになるわけで。

わぁ(棒)

いずれは社長になるのか〜。

社長になったら、律くんの結婚する相手は社長令嬢だろうなぁ。

だって、そっちの方が会社にとっても良くなるわけだし。

ま、その時は潔く去るしかないな。

さr…

iyadanaaaaaaaa

律くんと離れたくない…

律くんとずっと一生一緒にいたい…

私を救ってくれた大切な人だから…

死ぬまで一緒にいたい…

叶わないのかな…