「じゃああたし達…」

「は〜い!また〜」

蘭子達と入れ替わりに律くんがお弁当を持って、椅子に座った。

「彼方の奴、ブレねぇな。ある意味凄いぜ…」

「だねぇ。まぁ、くっつくのも時間の問題だよ」

「そうかぁ?」

たこさんウィンナーを口に含みながら律くんは言った。

「そうだよ〜」

私も時間が無くなる前に食べなきゃ。

詩乃さん手作りお弁当。

毎日感謝です。

好きな物が沢山入ってて幸せでふ♡

「おいひぃ♡」

「本当、幸せに食べるなぁ」

「幸せだも〜ん♡」

呆れ笑いをする律くん。

だって美味しいんだもん。

幸せだもん♡

毎日食べれるよ。

それに、ママの味がする。

ママが作ってくれたお弁当と同じ味が。

「ふふっ」

幸せ。