「てめっ…何してんだ!!!」

「ぐはっ!」

律くんが、おじ様に殴りかかった。

「律くっ…」

「やっぱり音に手を出そうとしてたんだな!巫山戯んな!許さねぇ!」

「叔父を殴るなんて…どうなっても知らないぞ」

「知ったこっちゃねぇよ!てめぇを叔父だなんて1度も思った事はねぇよ!」

それから何度も何度も殴り続けた。

「やっ…やめっ…律くっ…」

律くんの形相は見た事が無いくらい怖かった。

「やめて律くん!死んじゃうよ!」

「はっ…!」

我に返ったのか、殴るのはやめて普通の律くんに戻った。

そして私に自分の着ていたシャツを着せてくれた。

私を抱えると、おじ様の部屋を出た。