なんとか峠を越えたママ。

「音…律くんと付き合ったんだ…良かった…」

「ママのおかげだよ」

ママが幸せになってって言わなかったら、律くんと付き合わなかったかもしれない。

「ねぇ音…最後のお願い…1日だけでいいから、お家に帰りたい…」

「最後だなんて言わないでよっ…」

「泣かないで…」

ぎゅっと抱きしめてくれた。

そして、ママは1日だけ、家に帰る事が出来た。