「ただいまー」

「おかえり」

珍しい…

ママがこの時間に家にいるなんて。

「音、話があるの。ちょっとこっち来て座って」

「ん?」

話…

「着替えてからでいい?制服暑くて…」

「いいわ」

背を向けた途端、ママの苦しそうな声が聞こえてきた。

「うっ」

「ママ…?」

振り向くと、お腹を抑えて苦しそうにしているママが倒れたところだった。

「ママ!?大丈夫!?」

「ううっ」