「こんな馬鹿な事してるなら、さっさと練習して俺達に勝つ努力しろよ。こっちはあんた達が怒鳴られようが関係無いんだ」

「ちっ…行こ!」

走り去る後ろ姿を見つめた。

律くんは強いなぁ…

「さ、行こうぜ」

「うんっ」

私も、強くならなきゃ……

「琴音ちゃん!」

えっ…

今、倒れ…

「ママ…?」

「琴音さん!大丈夫ですか!?」

「詩救急車!」

「今呼んでる!」