ソロの部が終わり、連弾の部、私達の出番になるまで控え室に待機。

「凄いな…」

「ん?」

「や…皆の弾くピアノの音が凄くて…」

「そう?俺、結構音の弾くピアノ好きだけど」

「…っ!!!」

えっとっ…

うん、ピアノの事だよね、うん。

何でこんなにテンパってるんだろ…

ピアノの事言ってるんだ…

「ありがとう…」

「うん」

律くんに頭をぽんぽんされる。

最近はその度に胸がどきどきする…

何でか分からないけど…