「凄い…やっぱり2人は凄いや!」

蘭子ちゃんは、笑顔で褒めてくれた。

「プロ目指してんならサインくれよ〜?」

「えぇ…サインだなんて…」

そんな才能なんてないし…

私なんかが…

「次のコンクールも行くからな!」

「うん!」

コンクール…

「今月末だけど大丈夫なん?」

「……へっ」

コンクールの日は、今月末なのでした。






忘れてた。