そこから1年ほど過ぎ

【なぁ、あのねーちゃん0使い出したで。】

「それは?」

【別れたんやろな。フリーや。】

それが…こんなに嬉しいと思わなかった。

1年近く何もしなかったというのに

まだ何をしていいか分からない俺に

【という訳で、声掛けてこい。】

そう言った。

「掛けたらどうなると言うんだ。」

【ここで、何もせーへんより可能性は上がる。】

「何の可能性だ。」

【あのねーちゃんと結婚出来る可能性やろ。】

「パーセンテージで頼む。」

数字は嘘をつかない。

なのに…

It depends on you.(あなた次第。)

0はそう言った。